2015-01-01から1年間の記事一覧
少し前の 電通報 でも紹介された『広告ビジネス 次の10年』(横山隆治氏ほか著)では、次世代の広告業界に必要とされない人材の筆頭として、「メディアの事情通というだけのメディア担当」が挙げられている。 僕はこの本を読んでコミュニケーションプランニ…
今日は、人と深いコミュニケーションをするためのヒントについて書いてみようと思う。 なお、本稿は先日書いた 人を笑わせて場を盛り上げるのが苦手な人のための、コミュニケーションの戦略。 における「対話」についてさらに詳しく書いた記事でもある。そち…
Twitter社がツイート数の表示を廃止したことで、ウェブの世界には小さからぬ旋風が巻き起こっている。 この機能変更により、インターネットという大海原の片隅にひっそりと浮かぶ当ブログのような零細メディアは、転覆し沈没するレベルの大打撃を被るだろう…
僕が大学に入った2000年代の後半あたりから、ハロウィンというイベントは徐々に市民権を得てきたような気がする。 僕の入っていたサークルでは、毎年ハロウィンが近くなると「今年は何の仮装をしようか」とみんなで考え、あれこれと準備しあったものだった。…
何度か書いていることだけれども、僕は人を笑わせたり、楽しませたりすることが苦手だ。 もちろん、僕と波長の合う人であれば、「村上春樹風に昨日の出来事を描写する」とか、「『シャイニング』のジャック・ニコルソンの顔真似をする」とかいったアホな遊び…
ものごころついた時には部屋中に本がうず高く積まれていたという環境もあって、僕は昔からたくさんの活字に親しみながら生活してきた。 人生の時々で読んできた小説には、当時の記憶がしおりのように挟み込まれ、ページを開くといつでもその頃にタイムスリッ…
「自分探し」という言葉に軽侮のニュアンスが含まれるようになったのは、いつからだろうか。 僕が大学を休んで1年間インドで暮らしていたと言うと、決まって返ってくるのは「自分探しにでも目覚めちゃったの?」という言葉である。 ここでいう「自分探し」に…
毎朝9時に出社し、ひたすら仕事をこなし時には詰められ、ふと気がつくと夜9時を回っている…。Mr.Childrenの『雨のち晴れ』に出てくるほど単調な生活ではなくとも、大学時代からは考えられぬほど「充実した」僕の生活だ。 大学生の頃は、2限目あたりの講義に…
インターネット論壇で時たまテーマとして取り上げられるのが、「嫌われてもいいから自分をさらけ出せ」という話である。 僕も以前このブログとは別の場所で「人に嫌われてもいいから、自分の好きなことを発信しよう」といった内容の記事を書いたことがある。…
小説でも映画でもよいのだが、僕の好きなコンテンツの特徴の一つに、「人の心の歪みや偏りを存分に描いている」というものがある。 「希望はいいものだよ。多分最高のものだ」という名言を否定するつもりはないが、個人的には絶望も希望と並ぶ最高のスパイス…
高校の頃、学校に行くのが嫌でしかたがなかった時期があった。 傍目には、決してそうは見えなかったと思う。硬式野球部に所属し、平日も土日もなく朝から晩まで野球漬けだった僕は、「バラ色の高校生活」とは言えないまでも、「そこそこアツい青春」を送って…
広告代理店のメディア担当、と言えば、オシャレなスーツに身を包み、夜な夜な宴会を渡り歩いている―。あなたも、そんなイメージを持っていないだろうか。 特に、「メディアの王様」と言われるテレビの担当者のことを、広告業界では「局担」と呼ぶ。 今日は、…
どうやら春が来たようだ。 いろんな人に聞くと、春は「希望に満ちた、ワクワクする」季節であるらしいが、僕にとっては春という季節ほど切なくて胸が苦しくなる季節は他にない。 過去のあれこれをとりとめもなく思い出して、一人でノスタルジーに浸り、死に…
この2015年の2月の時点で、この記事を読んでくれている人は、おそらく僕の前のブログを読んでくれていた人だろう。 好きか嫌いかは別にして、僕が何か文章を書いていたらそれを読んでやってもいいよ、そういう気持ちを持ってくれている人たちだと思う。そう…
「忘れられても。」というタイトルには、僕が文章を書く上でこうありたいなと思う、二つの気持ちを込めています。 一つは、「忘れられてもいいんだ」ってこと。 僕は、良いコミュニケーションって水みたいなものだと思っています。無色透明で何の味もしない…