生き方

さようなら、20代。僕が無限の可能性を夢見ていた時代よ。

大学生や若いフリーランスらしき人々が溢れる新宿の電源カフェで、この文章を書いている。 みんな胸を張ってマックブックを叩き、様式美のようにコーヒーを口に含んでいる。 日本人向けにアレンジされたチャイラテは、かつてムンバイで毎日のように飲み干し…

社会がきみの役割を決めてしまう前に。

2018年は、記憶に残らない一年だった。 平日は遅くまで仕事をして、土日もともすれば仕事をして、仕事をせずとも仕事の疲れを癒すために夕方まで眠って、そんな日々の繰り返しだった。 今の会社に新卒で入って、局担、業推、そしてメディアプランナーと、広…

「いい人どまり」なんて言わせない、とびきりのいい人になれ。

2017年は、僕のメンタリティに画期的な変化が起こった年だった。 これまで嫌だった「いい人」「優等生」という特性を受け入れ、「自分が頼られることすべてに惜しみなくイエスと言ってやろう」と決意したのだ。 【参照】 「良い子100%で生きる」 「良い子」…

「良い子100%」で生きる。

僕は人を嫌えない。 すぐ傷つくくせに相手のせいにできない。 いつでも優等生であろうとしてしまう。 人事やカウンセラーのように、人の話ばかり聴いてしまう。 つまるところ、良い子であろうとしてしまう。 これらは、ずっとずっと、僕が否定したかった自分…

「良い子」という呪いを携えて生きるということ。

最近、会社で「お前は本当に良いヤツだな」と言われることが多い。 これは自慢でもなんでもなく、むしろ皮肉やからかいといったニュアンスを多分に含んでいるのだが、確かに僕は自分自身「とても良い子」であると思っている。 大学生の頃の僕は、「良い子」…

ロボットや人工知能によってアイデンティティが脅かされるのは、「人間より仕事ができるから」ではない。

「ロボットが人間の仕事を奪う未来」というテーマが、マクドナルドの前CEOの発言をきっかけに、話題になっていた。 ロボットが人間の仕事を奪う「最低賃金」は15ドル:マクドナルド前CEO発言 また、人工知能(Artificial Intelligence、AI)についての議論も…

死ぬまで死ぬほど自分探し、それでいいんだ。

「自分探し」という言葉に軽侮のニュアンスが含まれるようになったのは、いつからだろうか。 僕が大学を休んで1年間インドで暮らしていたと言うと、決まって返ってくるのは「自分探しにでも目覚めちゃったの?」という言葉である。 ここでいう「自分探し」に…